王根興作 『紅山玉龍』 印度小葉紫檀二胡 [e-15102]

　人間国宝ともいえる二胡製作者王根興と愛弟子の楽器デザイナー沈正國が生み出した貴重な印度小葉紫檀二胡です。

　印度紫檀特有の紫がかった奥深い紅色を置くに秘めた輝きをもち、一目見ただけで他の二胡とは明確に一線を画す高級感に溢れています。

　琴頭のデザインにはシンプルながらその愛らしさで人気の『紅山玉龍』を採用。
　内蒙古に栄えた古代文明「紅山文化」遺跡から出土した「玉龍」を忠実に模したもので、王根興、沈正國のデザイン二胡の中では一際人気を誇るデザインです。

　蛇皮はしっかりとした厚みがあり鱗の粒が揃った最高級品を王師の最高の技で調整し貼り付けられています。

　音色は透き通りながらも厚みがあり、低音の立ち上がり、高音部分の残音に優れたもので、演奏する人誰をも「虜」にして離しません。

　王根興師は残念ながら2014年末にご逝去されました。まさに我々に残された「遺産」とも言うべきものになってしまいました。

　「王根興　紅山玉龍　インド紫檀二胡」はこの一把と海外在庫の一把で販売終了となります。ご興味の有る方はどうぞお早めにお問い合わせくださいませ。

　商品についての詳細のお尋ねや試奏のご予約は「お問い合わせ」よりお気軽にご相談下さいませ。

在庫　：　1把 のみ

送料　：　国内サービス

付属品　：　製造証書 / 特製二胡ケース / 二胡弓 / 替え弦 / 松脂

■ 王根興

　「二胡製作高級工程師」「特級琴師」など数々の称号に輝く上海における二胡製作者の第一人者。
　
　1935年9月生まれ。1951年より二胡製作者の道を歩む。長らく上海民族楽器第一廠の技師として二胡製作に携わり、項祖英、王国潼、閔恵芬など多くの名音楽家、演奏家も厚い信頼を寄せる。

　王根興の作り出す二胡の音色は柔和で透き通り、且つ中国伝統的な味わいと力強さを兼ね備えるものと数多くの演奏家、愛好家の幅広い支持を受け続ける、まさに最高峰に輝く「二胡の極品」と言われる。

2014年12月病気により逝去。

■ 沈正國

 1962年上海に生まれる。1976年上海民族楽器第一廠工業中学校に進学し、以来民族楽器製作者の道を歩む。

 民族楽器研究、なかでも伝統的古楽器の復興に力を注ぎ、王根興とともに「伝統と革新」を調和させた二胡製作を行う。

 王根興より自身の後継伝承者として認定され、次世代に「王根興二胡」を伝えていく役割を担っている。